棒は、釵(サイ)と並び、琉球古武道において、最も重要とされる武器であり、また習得が最も難しいものの一つです。棒は技術次第で多くの異種の武器に変化でき、多くの可能性を秘めています。
琉球古武道では一般に六尺(約6フィート、181.80cm)で両端が細くなっているものを用います。型の競技会で使用する棒は、樫(白樫、イチイ樫等)材のもので、900グラム以上でなくてはなりません。棒の型は下記が伝承されています。
周氏の棍/佐久川の棍/米川の棍/白樽の棍/知念志喜屋仲の棍/趙雲の棍/北谷屋良の棍/浦添 端多小の棍/末吉の棍